詩情漂う岩手路

 5月10日から11日にかけて美術家の大場君と陽光に誘われて岩手に遊びました。花巻は大沢温泉に宿泊。山水閣という湯治場も併設している宿です。鄙びたなかにも風格があり都会人には一押しです。宮城から岩手に入ると、なぜか光りとか空気とかがちょっと違って感じられます。胆沢から花巻あたりの農村風景は、昔からなぜきれいなんだろうと思ってました。

 池内紀の『ニッポン発見紀』(講談社新書)にその謎の一端がふれられています。